子どもが絵本好きになる!読み聞かせに重要なコツと効果

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3歳までの読み聞かせが子供の人生を左右する。

絵本の読み聞かせをすると賢い子が育つ。

巷の情報で読み聞かせをしないといけない、そうプレッシャーを感じている方は多いのではないでしょうか。そしていざ始めても、まったく聞いてくれないし絵本に興味すら持ってくれない。

もちろんウチの娘ちゃんも同じ。しかも「読み聞かせは大事だよ」とママに諭し続けてきたんですが、返ってきた言葉が

本読むと寝ちゃうから、パパ読んでね (ω<) てへ

ということで、絵本を読むのはほとんどパパの役目だったわけですが...(汗。
でも、今ではママも協力的でだいぶ読むようになってきました。一応フォロー

そんな中、絵本なんて興味がなかった娘ちゃんですが、最近は自分から寝る前にこれ読んでと催促してくれるまでなりました。これも一重に私の努力の賜物。と言いたいところですが、ある読み聞かせの本を実践した結果でした。

今回は私と同じように、子どもが絵本に興味を持ってくれないと嘆いてる方へ、ぜひ読んでほしい1冊をご紹介します。

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読み聞かせは何のためにする?

ご紹介するのは『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』、著者は「受験プロ」として様々なメソッドを開発している、教育環境設定コンサルタント・松永暢史氏。

まさに私が求めていた本で、読書の重要性、読み聞かせ方、子どもを本好きにする方法、それに年齢別のおすすめ絵本と読み聞かせに悩んでる親は読む価値が十分にあります。

「頭のいい子に育てたい(早期教育)、でも子ども時代はのびのびと育てたい」

このような矛盾のなか、気持ちが揺れ動いて悩んだりしていませんか?娘ちゃんは5歳ですが、この歳になるとひらがなの読み書きができる子が多くなってくるので、子どもの発達や教育に悩む方は多いかと思います。このままでいいのか?それとも公文などの習い事に通わせた方がいいのか?

でも安心してください。

履いてますよ!←使ってみたかっただけ

教育コンサルタントでもある松永氏は、早くから勉強を始めなくても、小さい頃から塾へ通わせなくても、あることを習慣づけていれば、その子の持っている能力のはるか上までレベルアップさせることも可能といいます。

そして、その習慣こそが「本を読む」ということです。

東大生の親が共通でしていたこと

高い学力を持つ子は例外なく小さい頃からたくさんの本を読んでいるそうです。そして、東大生の親に行ったあるアンケートでは、共通して「子どもの頃にさせていた」のは「読み聞かせ」でした。

読み聞かせをスタートとして、本の世界に入っていくことで、語彙力から文章理解力、思考力、集中力、表現力など、学力向上に欠かせない力が養われていきます。

絵本1冊読むのにたった5分や10分、これが勉強の原点になるのです。

子供が集中して聞いてくれる読み聞かせ方

photo credit: readers via photopin (license)

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いったいどうしたら読み聞かせが好きになってくれるの?

ここからは実践のお話。読み聞かせに慣れていない子供は、聞いていてもどこか落ち着きがなかったり、すぐにどこかへ行こうとなかなか集中して聞いてくれません。

娘ちゃんも最初の頃は気が散ってしまい、すぐ次のページをめくろうとしたり手遊びを始めたりするので、私もイライラしてしまいつい「もう読まない!」と怒ってしまったことが何度かあります。

ほんと親に似て集中力がない(私のこと)と思っていましたが、この本を読んである大きな間違いに気づきました。

読み聞かせしているつもりが子供には聞こえていない!?

読み聞かせなんて、ちょっと声色を変えたり紙芝居っぽく読めばいいと思っていたりしてませんか?しかし、これは大きな間違い。読み聞かせの目的は「音を聞かせる」ことで、松永氏は次のように読むことを勧めています。

絵本に書かれている一字一字のすべてを、子どもの耳から体内へ注入させるようなイメージで読んで聞かせること。

具体的にいうと、スラスラ読まず一文字一文字口を大きく開けてしっかり発音して読むこと。また、つい濁してしまう語尾もしっかり発音し、「でした」の「た」まで意識して読む。

多少棒読みになってしまうことがありますが、これだけ実践してみても予想以上に子供は大人しく聞いてくれるようになります。特に小さいお子さんの場合は、音についていけず聞こえてない可能性もあるのでおすすめです。

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さらに、以下のことを注意して読んでみると効果的。

・声色は自然な感じで
・文章は変えて読まない
・年少ほど、ゆっくり読む
・寝転がって読む

これを試しにママには言わず私だけで実践してみたところ、娘ちゃんにどっちに読んでもらうのがいい?って聞いたらパパと答えてくれました。その理由は、パパだとわかりやすいとのこと。

子供を本好きにするにはヒントは環境にある

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本が手に取りやすい環境をつくる

今までリビングにも絵本を置く場所があったのですが、インテリア的に見栄えが悪いからということで扉付のものを置いていました。しかし、これだと本が目に入らず、ほとんど読まなくなってしまいます。

そこで、思い切って本が目立つ本棚を買い替えてリビングに置くようにしました。本棚にはそれぞれ、自分たちの本を置くスペースを決め常日頃目につくようになりました。すると娘ちゃんに変化が、寝る前に自分から絵本を持っていくようになった。

そして以前は図書館に行くのが楽しそうではなかったけど、本棚を埋めたいらしく、定期的に図書館へ行くようになった。さらに、面白いことに、ママにも変化が…。普段から本を滅多に読まないのに、手に取りやすい場所にあると自然と読むようになったとのこと。

親が読書しているところを見せる

本を読まない家庭は、子供も本を読まない。ママの家では本棚はなく両親が本を読んでいる姿もほとんど目にしたことがない。そのせいか、自分もほとんど読書はしないと言っていました。

こういう影響って少なからずあるとは思うんですよね。

なので、子どもを本好きにするなら自分達も読書する習慣を作ることが大切です。

なんとなくではいけない絵本の選び方

マンガならおすすめの本がたくさんあるんですけどね。絵本を選べとなると、なにを基準に選べばいいかさっぱりわかりません。

絵本の選び方、なんとなく決めてませんか?

読み聞かせは子供にとって一番最初、かつ一番大切な読書体験です。そのときに選ばれる本が「なんとなく」という基準であっていいはずがありません。

私の場合、本屋でたまたま手にしたものや、友達からすすめられたもの、子どもの時に読んだ定番の絵本など、まさになんとなく決めていました。

というか、絵本の選び方なんて普通わからないです。こういうことはやっぱり専門家に聞くのが一番。松永先生教えて!

「音が良い」絵本を選ぶ

なんだか抽象的な表現ですが、「音が良い」とは一音一音、音を意識して書かれた絵本のこと。

もう少し詳しく説明すると、絵本は小さい子供でもわかるように、少ない文字で盛り上げたり、興味を引いたり、子供を引き込む高等テクニックが必要です。ムダな語が入ると文全体の調子が悪くなり子どもの興味も削がれてしまいます。

だから作家は言葉を厳選して音を意識して書かれているそうです。要するに、読んでいてリズムが良い絵本っていうことですかね。

「音が良い」絵本を選ぶ基準

・耳で聞くだけでわかる
・一音一音読んでも乱れない
・そのまま覚えたくなってしまうようなリズムがある
・ゆっくり読んでも意味が通じる
・黙読してもためになる

「音が良い」絵本は聞いている子供も楽しくなるのはもちろんですが、読んでいる大人もリズムにのって歌っているような感覚になると言います。本屋で実際声を出して読むのははずかしいですが、こっそり口ずさんでみるとなんとなくわかりますよ。

■まとめ

教育コンサルタントの松永氏が執筆しているだけあって、学力メインのお話が伝えられていますが、読み聞かせは他にもたくさんの効果があります。

国内で初めて読み聞かせを脳科学的に研究した認知神経科学の泰羅雅登氏は、読み聞かせすることによって大脳辺縁系と呼ばれる部分が活動している発見しました。大脳辺縁系は、喜怒哀楽など心の動きや情動を司る部分です。

泰羅氏はこれを「心の脳」と位置づけ、読み聞かせは「心の脳」が発達し、子どもの豊かな感情を育むことができるといいます。

・心を込めて語りかけすることが子どもたちの安定につながっている

・親も子どもをよくみるようになり、コミュニケーションが深まる

・親子の絆をしっかり育む

松永氏も書かれていましたが、脳は使わなければ発達しません。赤ちゃんの時から、読み聞かせや歌いかけして脳を刺激することが幼児教育では大切なことなんだなと改めて認識しました。

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