子どもの口呼吸は放っておくと発育に悪影響!?鼻炎歴37年のわたしが本気で治そうと思ったワケ

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わたし物心ついた時から鼻炎で、風邪をひいていなくても常に鼻が塞がっている状態なんです。意識すれば鼻で呼吸もできますけど、ちょっと苦しいので無意識にほぼ口が空きっぱなし。

今までこれで生活してきたので、鼻炎なんて別に気にしてなかったのですが、ある本を読んで大きなことに気づき、最近ではこの鼻づまりを

ものすごく治したくなりました。

その気づいた事というのは、わたしがいつも眠たいのも、集中力がないのも、顔がボケっとしているのも、身長があと少しで180cmいかなかったのも(←これは違うか!)全部この鼻づまりのせいかもしれないのです!

鼻づまりとはこれから先の人生も、仲良く一緒に生きていこうと思っていましたが、わけあってもう別れることにしました。なぜ、わたしが37年間も苦楽を供にしてきた鼻づまりと別れることになってしまったのか、みなさん別にどうでもいい話かと思いますが、一応説明させてください。

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鼻づまりの恐ろしい事実を教えてくれる一冊

鼻づまりの子って、どんな子を想像しますか?鼻垂らしてる子はもちろん、鼻声、顔がボケーっとしているなど、ほとんど見た目で判断してしまいますよね。

では、特に鼻づまりを気にしてないお子さんで、こんな症状はありませんか?いびきをかく、昼間なのに眠たそう、集中力がない。

もし、どれか1つでも当てはまるようでしたら、じつはこれも鼻のせいかもしれないのです。

このように、この本では鼻づまりについての知識や発育に与える影響をわかりやすく解説してくれています。これから子育てする方に最低限知っていてほしい情報だと思いました。わたしも読み終わったあと、もうちょっと親が頑張って鼻づまりを治してくれていたら、人生変わっていたかもしれないと思ってしまいましたから。

鼻づまりの子は、ある意味「重い甲ら」を背負わされてるいるようなものなんですよ。だから本当はもっと集中力があってイライラすることもないのに、そんなもん背負っているから本当の力が発揮できないかもしれないのです。

鼻づまりが子どもの発育にどれほど悪影響を与えるのか、この本に書いてあることを知っているか知らないかでは、子どもの将来が変わることだってあるかもしれません。まぁ、ちょっと大袈裟ですが、それぐらいハンデを持つことになります。

この記事を読んで心当たりがあるなら、そのハンデを解消してあげましょう。そうすればお子さんも、もしかしたらスーパーサイヤ人になれるかもしれないですよ。

著者は鼻のスペシャリスト、イラストは人気絵本作家

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作者の黄川田徹氏は現在「アドベント サージセンター」という耳鼻咽喉科専門病院の理事長。内視鏡下鼻科手術治療における第一人者で、従来2~3時間掛かる副鼻腔手術を20分程度で完了させ1~2週間の入院を必要とされた鼻の手術の多くを、”無痛”の”日帰り手術”として実現させている、いわば鼻のスペシャリストです。

その黄川田氏が、小学校低学年までの小児における鼻づまりは、睡眠を妨げ脳や体の発育に大きな影響を与え一生を左右するほど大きな弊害になると伝えています。

そして本書はほぼ半分がイラストになっているのですが、そのイラストを担当しているのは、2015年の絵本大賞を受賞した「りゆうがあります」の作者ヨシタケシンスケ氏。子どもが引き込まれていくようなヨシタケワールドのエッセンスも散りばめられていて、子どもも飽きずに親子で一緒に読める内容となっています。

本の後半部分は、隠れ鼻づまりのチェック方法や鼻の役割、鼻づまりが発育に与える悪影響を親に向けて細かく解説。今回はこの部分から順を追って説明します。

隠れ鼻づまりとチェック方法

先ほど、サラッと書きましたが鼻づまりには見た目でわかる鼻づまりと、見た目は普通で本人も自覚していない隠れ鼻づまりというのがあります。ウチの子に限ってなんて思っていても、実は隠れ鼻づまりということもあるので、一緒にチェックしてみましょう。

チェック項目は「睡眠中」「日中」「心の状態」「からだの状態」の4つに分かれています。

■睡眠中

・口を開けて寝ていますか?
・いびきをかいていますか?
・歯ぎしりをしていますか?
・呼吸が止まることがありますか?
・頻繁に寝返りを打ちますか?
・夜中に目を覚ますことはありますか?
・小学生になっておねしょをすることはありますか?

■日中

・朝。起きた時、ぼーっとする、またはぐずることがありますか?
・昼間に口を開けて息をしていますか?
・昼間に眠たがることはありますか?

■心の状態

・表情が乏しくないですか?
・反抗的ですか?
・落ち着きがないと感じることはありますか?

■からだの状態

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・運動をする時、息苦しそうですか?
・鼻水をティッシュでよくかんでいますか?
・食べる時に呼吸がしづらく、よく噛まずに飲みこんでいませんか?
・ニオイに鈍感だと感じることがありますか?
・顎が小さく、歯並びが悪くありませんか?
・背が伸びにくくありませんか?
・前かがみの悪い姿勢をとっていませんか?

何個当てはまれば隠れ鼻づまりではなく、どれか当てはまるようだったら疑った方がいいということです。わたしの場合、チェックしてみたらほぼ当てはまっていました。というか自覚はあるので隠れ鼻づまりではないんですけどね。

鼻づまりとは無縁と思う5歳の娘でもチェック。朝起きた時、ぼーっとしていると、反抗的っていうのは当てはまりましたが、これも隠れ鼻づまりが原因なのでしょうかね。

でもこういった、いっけん鼻づまりとは関係なさそうな症状でも見過ごせないようなので、機会があれば一緒に病院でチェックしてもらおうかと思っています。

鼻の役割をちゃんと理解しよう

鼻には息を吸ったり吐いたりする「呼吸器としての機能」と、香り、匂い、風味などを感じる「感覚器としての機能」があります。(省略)この2つの機能、どちらも大切な機能ですが、生命を維持することに直結しているのは「呼吸器としての機能」。この機能にトラブルが生じれば、からだの中に十分な酸素を取り込むことができません。

これを読んで、今まで鼻の役割を大きく勘違いしていたことに気づかされました。鼻は匂いを嗅ぐ部分で、呼吸機能は口の補助的な役割だと思っていたのですが、じつは逆だったのです。

口での呼吸だと病気になりやすく体の不具合が生じてしまうということです。

鼻の穴の中はすっごいゴチャゴチャしている

鼻の穴の中はくねくねしたトンネルのようになっていて、途中に洞窟のような穴があったりかなりゴチャゴチャしています。もちろんそれには理由があって、外の汚れた空気をきれいにして体に取り入れるため。その大切な機能を紹介すると以下のとおりです。

空気中のほこりや細菌などの有害物質をシャットアウト
・外の環境にかかわらず、肺の中の環境を一定に保つ
・肺の運動を活発にし、肺に出入りする空気の量を増やす
・肺の中を流れる血液の量を増やし、血液への酸素の取り込みを促進させる

鼻は肺へ良質な空気を送る大切な機能だったんですね。ここまでくると、もう口呼吸だけだと体が不調になるのはよくわかります。

子どもの口呼吸が体の発育にもたらすこわい影響

口呼吸になると、歯が発育するための土台となる顎が発育を停止してしまいます。顎が小さいために歯並びが悪くなり、さらにのどの発達も遅れ、大人になってから睡眠時無呼吸症候群を起こしやすくなります。

わたしはどちらかというと痩せ型なのですが、昔からイビキはうるさい、息が止まるという睡眠障害があります。鼻が悪いせいだと薄々は感じてましたが、この鼻づまりによりここまでいろいろな影響が出ているとは正直ビックリしました。

鼻づまりで起きる睡眠障害

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本書では鼻づまりが睡眠障害をもたらすということを細かく説明されていますが、ここではその睡眠障害がもたらす子どもの弊害を簡単に紹介します。

・昼間に眠くなる

・集中力の低下

・学習能力の低下

・キレやすいなど攻撃的行動

・情緒不安定

・意味もなく動き回る

・知能の発達障害など

成人の場合、脳はすでに発育しているので、睡眠の最も重要な役割は、「脳を休ませること」。これに対して、新生児や小児の脳は発育途上にあります。だから、睡眠の役割は、「脳を作り上げてゆく」ということ。言い換えれば、脳の発育が完了する12~14歳頃までは、よく眠ることが、知能を発達させる上で重要なのです。

以前、このブログでも紹介した脳科学者久保田競氏の「育脳家族」でも、子どもの脳は12歳ぐらいまで成長を続けているので、それまではたくさん脳を使うようにしてあげることが重要だと書かれていました。

その大切な時期を、鼻づまりの影響から睡眠障害を起こさせてしまうことは、その子の成長に大きな弊害を与えてしまうことになってしまうのです。

さらにここでは詳しく説明しませんが、鼻づまりによる発育の悪影響は他にもあります。ホルモン分泌低下、身長が伸びない、おねしょ、運動が苦手、ニオイがわからないなど、これらも鼻づまりが原因となっていることもあるようです。

まとめ

イラストを担当していたヨシタケ氏も、長年鼻炎に悩まされていたみたいです。この本を担当するにあたって、せっかくなので検査してみたら手術することになってしまい、その体験レポートが巻末に掲載されていたんですけど。あまりの変化にビックリしたということでした。

恐らくわたしも、ヨシタケ氏と同じ症状なので、どんなに違うのかすっごく興味が湧いています。たぶん、近いうちに行くかと思いますので体験したらまた記事にしてみたいと思います。

今では子どもでも鼻の手術ができるようにもなってきているようです。もし、耳鼻科に通っていても改善されず子どもが苦しそうにしているなら、ぜひ黄川田氏の病院へ相談してみることをおすすめします。

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